〒569-1115
大阪府高槻市 古曽部町3-14-16
日吉神社について
御祭神
大山咋命おおやまくいのみこと
天照大神あまてらすおおみかみ
住吉大神すみよしのおおかみ
日吉神社では以上三柱の神様をお祀りしています。
主神である大山咋命は、『大きな山の所有者』という意味を持つ神様です。滋賀県比叡山のふもとにある日吉大社を総本山としており、「山王権現」とも呼ばれます。
大山咋命は土木の知識に優れ、治山・治水・農耕・開拓の守護神とされています。特に万物を守護し魔を祓う御神徳が高く、家庭円満や縁結び、社業繁栄など多様なご利益をもたらすといわれています。
広く各地で地主神として祀られている一方、滝の水でお酒を作った逸話から、酒造の神としても有名です。
また、丹塗りの矢に変身して建玉依比売命(たけたまよりひめのみこと)と結ばれたという逸話もあり、 縁結びの神様としても崇められています。
主なご利益・ご神徳
家内安全・家業繁栄・五穀豊穣・夫婦和合・安産・無病息災
縁結び・厄除・医薬・学業成就・歌舞・交通安全・国土開発 など
由緒・歴史
古曽部の高台に鎮座まします日吉神社は、戦国時代に武将・荒木村重によって創建されて以来、長らく古曽部の地主神(とこぬしのかみ)として祀られて参りました。境内からの素晴らしい見晴らしはまさに圧巻です。古曽部は古くは『社戸』『許曽部』などとも表記され、『神社に関わる者』を意味する姓のひとつであったと伝えられています。
天正元年(一五七三)七月、荒木村重が織田信長に謁した際、芥川城を陥とした武功を賞されて、摂津守(せっつのかみ)に任じられました。その折に、荒木村重は古曽部の地に正倉を創立して、近江国滋賀郡の日吉神社から分霊を勧請(*既存の神社から神様の魂を分けて戴き、新しくお祀りすること)し、祭典を執り行いました。古くは祭典の折に、歴代城主が乗馬を献上するのが、長年の恒例となっておりました。これが、日吉神社の起源です。
社名はもともと三王権現と称していましたが、のちに日吉神社と改められ、明治五年には村社(旧社格)に列せられました。
現在の社殿は江戸時代の慶長十九年(一六一四)一月十一日に再建されたもので、境内は三百八十五坪を有し、本殿は神明造・檜皮葺きに彩色を施されています。